田村覚志(たむらさとし)さんという美術家をご存知でしょうか?

山口県で創作活動をされている方です。

湯田温泉の美味しいジェラート「ペロ」のロゴなど、山口県内のいたるところで見かける絵が田村覚志(たむらさとし)さんという人の作品であることがわかりました。

筆者はまだお会いしたことがありませんが、とりあえずご紹介させていただきます。

いずれ、お店にもお邪魔してみたいと思います。

どんな絵?

こんな絵です。

画像:田村覚志さんのTwitterより

 

画像:田村覚志さんのTwitterより

遠くから見ると動物の絵になっていますが、近くで見ると全く別の世界が顔を出します。

まるで、小さな細胞が集まって出来た人体のようです。

私達人間も一つの命ではなく、小さな細胞が、小さな命が集まって、一人の人間を形作っています。

それは、犬や猫も同じです。

人、犬、猫、すべての動物の身体の中には、細胞たちの世界があります。

田村覚志(たむらさとし)さんの絵を見ていると、そうしたマクロで捉えた世界とミクロで捉えた世界、視点を変える事で別の次元に移行することが出来るということを、絵で表現しているように思えてなりません。

引きで見ても寄りで見ても楽しめる絵

例えば、先日、山口県立美術館で鑑賞した雲谷等顔さんの山水図屏風などは、引きで見たほうが立体感が増すという新たな発見がありました。

西洋画の油絵などは、寄りで見て絵の具の盛り上がった、厚塗り感を楽しむのが、ある種の展覧会の醍醐味です。

それに対して、田村覚志(たむらさとし)さんの絵は筆ペン一本で墨で書かれているため、フォーマット的には雪舟や雲谷等顔さんのような、日本画の墨絵の系譜にあるといえます。

しかしながら、田村覚志(たむらさとし)さんの絵には、それ自体に引きで見ても寄りで見ても楽しめる要素があります。

画像:「てしまりょかん」の記事より引用

例えば、この絵。

パッと見、猫の絵です。

しかし、猫の中には馬、象、魚、家、階段、草花などが描かれています。

引きで見ると猫が、寄りで見るとそこには全く別の世界が広がるのです。

そこには、表面的な画像である、猫、馬、階段などの記号的な要素を超えた宇宙があります。

素晴らしいですね。

単なるモザイクアートではない

「引きで見ても寄りで見ても楽しめる絵?」

「モザイクアートみたいな感じ?」

だなんて、ナンセンス!

モザイクアートが作りたいだけなら、わざわざ筆ペン一本で絵を書く超絶技巧の道を歩んだりしませんって!

今や、モザイクアートなんて、アプリで誰でも出来ますから。

とにかく見て下さい。

アプリやA.I.じゃ不可能な表現なので。

いろいろ考えさせられる絵

田村覚志(たむらさとし)さんの絵は、モザイクアートのような、単なる「面白いでしょ?」系の子供だましなものではなく、どちらかというと、もっと哲学的なレベルに踏み込んだ芸術です。

生命とは何か?

存在とは何か?

私達が見ているものは、本当に世界のすべてなのか?

洞窟の中で壁の方を向く人達のように、少し視点を変えれば、全く別の世界が広がっているのに、気づいていないだけなのではないか?

そういった深い考えを抱かせてくれる時点で、モザイクアートを遥かに凌駕しています。

エッシャーのだまし絵が、「だまし絵」などという安っぽい言葉で片付けられないのと同じです。

何かあるぞ…

いろいろ考えさせられる絵です。

しかも筆ペン一本で描いている

絵自体が素晴らしいので、それだけで十分なのですが、さらに「筆ペン一本で描いている!」という伝説まであります。

しかもぺんてるの筆ペン!

あの、かすれてきたら絞るやつ!

職人すぎる…

【プレゼントに大人気】今なら個人でも買えます

田村覚志(たむらさとし)さんは山口県の萩市にてtazz.(タズ)というお店を開かれています。

結婚式など、記念にプレゼントされたり、お店に飾られたりと人気です。

私は田村覚志(たむらさとし)さんはこれから有名になると思います。

今ならまだ個人で買えるとしても、ひょっとしたら10年後はちょっとやそっとじゃ手が出ない代物になっている可能性もあります。

作品を購入するなら、今のうちかもしれませんよ。


田村覚志

オフィシャルサイト:https://satoshi-tamura.com