猫好きのみなさん、猫と戯れながら素敵なお部屋と美味しい料理で過ごしませんか?

今回は30匹の猫が暮らす「てしま旅館」をご紹介します。

「てしま旅館」は山口県山口市阿知須にあります。

猫の旅館として有名

「てしま旅館」は猫の旅館として有名です。

あるとき子供が猫を拾ってきたのをきっかけに、猫を飼い始め、今では30匹の猫が暮らす猫旅館になりました。

館内には猫庭が作られ、そこで猫たちが遊ぶ光景が見られます。

猫庭はいくつかの部屋から眺めることが出来ます。

猫庭が見える、Neko Niwa View(猫庭ビュー)の部屋はこちら

紫苑(しおん)の間:よく見えます

朱華(はねず)の間:よく見えます

海松(みる)の間:一応見えます。

猫嫌いだった主人が猫好きに

画像:てしま旅館オフィシャルサイトより引用

てしま旅館が猫旅館になったエピソードがとてもドラマティックです。

実は主人は最初、猫が嫌いだったと言います。

子供が猫を拾ってきたときも、最初は猛反対しました。

ところがどっこい、猫と暮らし始めた途端、その知的なツンデレに”よそ様には見せれないぐらいに溺愛”してしまったそうです。

これってよくあるパターンなんですよね。

猫に対して食わず嫌いな人の多いこと!

「猫嫌い」を名のる人の99.999%は猫と暮らした事が無いっていう…

いやはや、先入観だけで物事を判断してはいけません。

クラウドファンディングで2階建ての猫庭を作った

すっかり猫好きになった店主さん。

ある時、旅館の前の道路で野良猫が車にひかれて亡くなっている様子を見て心を痛め、さらにニュースで猫の殺処分を見て心を痛めます。

2014年度に山口県内の保健所に引き取られ、殺処分された犬猫の数は4730匹。全国の都道府県でワースト3位となりました。殺処分は免れても、道路で車にひかれてしまう野良猫が絶えないことも事実です。

実は昔旅館で飼っていた猫・クロも車にひかれて亡くなった猫の1匹です。疲れた時ふっと癒してくれていたクロは旅館のみんなの心の支えになっていました。しかし、ある日旅館の目の前の道路で車にひかれ、クロは亡くなってしまいました。

旅館の前の道路ではびゅんびゅんと車が走り、クロを含めて、道を横断する猫が事故にあってしまっています。それはここ山口県では珍しいことではないのが現実です。

5000匹が殺処分される山口県で猫の命をつなぐ旅館をつくりたい!

IKEMAさんもおっしゃっていましたが、山口県って、他所の県から来た人がびっくりするほど、道路がとても綺麗に舗装されており、車が走りやすいです。

しかしその反面、スピードを出しすぎる車が多いのも事実です。

てしま旅館の手島さんは車に惹かれて亡くなる猫や、殺処分で殺される猫たちを見て、そうした状況を憂い、なんとか出来ないかと立ち上がりました。

クラウドファンディングで資金を集めて、旅館の敷地内に猫庭と猫が安心して暮らせるための猫シェルターを作ったのです。

クラウドファンディングは大成功し、猫庭は完成。

これまでに120匹を超える猫ちゃんを新たな家族へと繋ぎました。

現在は30匹の猫が暮らしています。

これからもきっと、てしま旅館では沢山の猫ちゃんと人の出会いがあることでしょう。

詳しいエピソードはこちらに書かれています。

和とヒュッゲが同化したスタイリッシュな旅館

そんな猫旅館こと「てしま旅館」ですが、特筆すべきは猫庭だけではありません。

実はこの旅館、旅館そのもののクオリティーが世界基準の超イケてる旅館でもあるのです。

そこは和のイメージと北欧のヒュッゲ的なデザインが見事に調和した、スタイリッシュな内装です。

シンプルに6部屋

てしま旅館の部屋数は6部屋です。

少ないように思えますが、私は単純に部屋数が多い事が良いことには思いません。

てしま旅館の6部屋にはそれぞれに異なった趣と個性があります。

1部屋1部屋にこだわり抜かれた特徴がしっかりあるのです。

また、6部屋のうち、3部屋からは猫庭が見えます。

ご飯もおいしいよ

さらに、料理が抜群です。

山口県産の素材を活かした自慢の料理が振る舞われます。

ふぐ料理や岩国の高森牛などを用いた会席料理や、平日限定の猫庭御膳もあります。


てしま旅館

住所:〒754-1277 山口県山口市 阿知須源河区7418−8
地図:https://goo.gl/maps/v4J2Xkc9Q2L2
駐車場:あり
Wi-Fi:?
オフィシャルサイト:https://teshimaryokan.com
リンク:楽天トラベル

※こちらは記事作成時の情報です。