今回は眼鏡にまつわるお話をしたいと思います。
めがねといえば、日本人は目が悪い人が多く、世界的に見て、めがねをかけている人口は多いといいます。
ともみ「そんなわしも眼鏡っ子なのだ」
眼鏡を発明したのは誰?
眼鏡って、とても便利ですよね。
でも、道端に生えいていたり、海で釣れたり、木に生っていたりはしません。
いつの時代かに、誰かが発明したものです。
眼鏡を発明したのは誰でしょうか?
気になってググッてみたところ、眼鏡を発明したのはキテレツサイ様…
ではなく、1280年から1300年の間にイタリアで何物かによって発明されたとのことです。
眼鏡の発明者が誰なのかについては、諸説ある。1676年、ピサ大学の医学の教授だったフランチェスコ・レディは、1289年に書かれた手稿を持っており、それには「最近発明された眼鏡がなかったら読み書きができなくて困っていただろう」と書かれていると記している。
wikipedia
したがって、世界で始めて眼鏡をかけたのは、その眼鏡を発明した人でしょう。
眼鏡を発明しておいて、「さて、眼鏡をかけてみるとするか。って、うっそぴょ~ん。ぼくはかけないもんね~。」なんていう人がいるはずありませんから。
お初な三人
世界で最初に眼鏡をかけた人は、99.9%作った本人ですが、「日本で最初に眼鏡をかけた人」というと話は別です。
これに関しては、少々ややこしい分類がなされています。
実は、日本には眼鏡にまつわる「お初な人」が三人います。
- 日本で最初にめがねをかけた人
- 日本で最初にめがねを愛用した人
- 日本で最初にめがねに触れた人
日本で最初にめがねをかけた人
眼鏡が日本に初めて持ち込まれたのは、1551年に宣教師のフランシスコ・ザビエルによってです。
周防(現在の山口)の大内義隆はザビエルの宣教を認めるなど、交流がありました。
その時、ザビエルから大内義隆に眼鏡が献上されたと言われています。
したがって、日本で最初に眼鏡をかけたメガネ男子は大内義隆です。
よしたか「似合う?」
山口が誇っていい(どうでもいい!?)情報です。
日本で最初にめがねを愛用した人
日本で最初に眼鏡をかけたのは大内義隆さんですが、愛用はしなかったといわれています。
似合わなかったのかもしれません。
よしたか「ちゃうよ。目良かったから、いらんかってん。」
日本で最初に眼鏡を愛用したのは徳川家康と言われています。
家康が愛用していたのは手持ちの鼻眼鏡で、『目器(めき)』と呼ばれていたそうです。

時代劇とかに良く出てきますよね。
こちらは実物が静岡県の久能山東照宮の博物館に重要文化財として保管されています。
一番最初に愛用したのが家康ということは、つまり、それまでは皆、目が悪くても裸眼で頑張っていたんですね…
日本で最初にめがねに触れた人
最初に眼鏡をかけた人、そして最初に眼鏡を愛用した人。
ここまでは良いのですが、なんと「日本で最初に眼鏡に触れた人」という珍記録を持つ人がいます。
足利義晴(室町幕府の第12代将軍)です。
時代的に、ザビエルが来日する前なので、もしそれが本当なら、ザビエルが最初に持ち込んだ説は崩壊します。
しかしながら、大内義隆氏が眼鏡を最初にかけた人という伝説は崩壊させたくないので、そのままにしておくとしたら、足利義晴は、「眼鏡に触れながらも眼鏡をかけなかった変な人」ということになります。