山口情報芸術センターYCAM(ワイカム)は、図書館の機能も備えているので、山口県民にとっては小奇麗な市民会館的なイメージかもしれません。
日曜日に何もすること無い小僧が「おじいちゃんと一緒に図書館行ってくる!」とか言って出かける場所だったりします。
多くの山口県民は、そんなYCAMが日本全国の意識高い系のアートマニアたちに、憧憬の眼差しで見られている事は知る由もないでしょう。
実はYCAMの正体は「メディアアート」というアートジャンルの先端的美術館だったりするのです。
メディアアートとは?
メディアアート(media art)は、20世紀中盤より広く知られるようになった、芸術表現に新しい技術的発明を利用する、もしくは新たな技術的発明によって生み出される芸術の総称的な用語である。
特に、ビデオやコンピュータ技術をはじめとする新技術に触発され生まれた美術であり、またこういった新技術の使用を積極的に志向する美術である。
「メディアアート」とは、ようは「テクノロジーを駆使したアート」という事です。
最近では、ヴァーチャル・リアリティのような先端技術を用いた展覧会も開かれています。
YCAMってどんなとこ?
YCAMは建物の形が独特で、一度見たら忘れられません。
磯崎新(いそさきあらた)さんが設計しました。
波のような形状なので、「ビッグウェーブやまぐち」とも呼ばれています。
世界的に有名
実はYCAMはメディア・アート界隈では、世界的に有名です。
東京のICC(NTT インターコミュニケーション・センター)やMOT(東京都現代美術館)などと肩を並べるレベルの美術館です。
それゆえにどこにでもある「市民会館」ではなく、「山口情報芸術センター」という大それた名がついているのです。
YCAMではいつも尖った企画が行われている
YCAMでは定期的に一風変わった展覧会が催されているのを、YCAMによく行く人なら知っているでしょう。
あるいは、他のどこでもやっていないような映画が上映されていたり…
それは田舎だから、変な展示をやっているわけでも、謎の映画が上映されているわけでもありません。
謎の映画は謎の映画でも、自動車教習所の映画とは全く別物です。
それらはほとんど世界的にも稀に見る、かなり尖った企画だったりします。
東京や大阪にいる先端アート系の少年少女たちは、YCAMの情報をたまにチェックしては仲間内で「YCAMやべーな!」とか言い合っているのです。
YCAMの施設
YCAM内には次のような施設があります。
- 山口市立中央図書館
- スタジオA(演劇、音楽、美術展示など)
- スタジオB(美術展示、演劇など)
- スタジオC(映画上映)
- 創作・学習室(編集作業などのできるラボが付属)
- クリエイティブスペース「BIT THINGS」
- レストラン「TRATTORIA ANCORA」
ラジオ放送(FM89.2MHz)もやってます。(一部の地域でのみ聴けます)
また、これらの施設は一般人も借りれます。
ちなみに、この記事で使用した写真は実は、山口市が提供しているフリー素材です。
他にもブログやホームページで使える写真が沢山あります。
YCAMで展覧会・イベントを開きたい!レンタルできる?料金は?聞いてみた
YCAMで展覧会やイベントをやりたい人も多いのではないでしょうか?
実はやまつーもそのうち何かやりたいなぁと思っています。
YCAM横に出来たスタバが秀逸
YCAMのとなりにスタバができました。
YCAMの前方には広いオープンスペースがあり、その景色を見ながらお茶できます。
やまつーのお気に入りです。
山口県立図書館(パークロード) VS 山口市立図書館(YCAM)
YCAMは図書館の機能も備えています。
山口県立図書館(パークロード)と山口市立図書館(YCAM)はどう違うのでしょうか?
YCAM(山口情報芸術センター)
駐車場:あり(いっぱいとめれます)